はじまりのうた

 

 

観てて楽しい映画である。

キーラ=ナイトレイは美人とまでは言えないし、たまに病的な貌に見えることもあるけれど、髪を後ろで結んだ女性が好きで、ノースリーブが好きな私としては、割りとタイプである。
ストーリー的には、元カレのライブの位置づけに迷ってしまった。彼女が望むバラードだったのか、だんだんバラードから外れていったのか、分かりづらかった。つまり、彼女は自分の希望が受け入れられたことに満足したのか、受け入れられなかったことに失望したのか、そこのところが分からなかった。(もう一度観れば分かるかもしれないが、面倒なので観ない。)
レコード会社と契約しないで、ネットをつかって1ドル(会社が提示した彼女の取り分と同額なのがキモ)で売り出すというシーンは、最後のオチとして冴えているのに、扱いが軽すぎて、勿体ない気がした。