2018-01-01から1年間の記事一覧

羽生27年ぶり無冠

羽生竜王敗れる 27年ぶり無冠 2018年12月21日 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6307561 この記事を読んだ感想は、「寂しい」というよりは「哀しい」の方が近い。 もちろん、無冠になったとはいえ、まだまだ羽生は強い。端から「哀しい」と哀れまれるような…

陽気なギャングは三つ数えろ

読んでるときはとても面白いのだが、読み終わってみるとイマイチな感じ。 いいんです、それで。読んでる時間が幸せならば。いや、ほんとに。

異類婚姻譚

この作品のどこが芥川賞に値するのか分からない。 本谷有希子は、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」と「生きているだけで、愛。」を読んだことがある。うまい下手は関係なく、勢いというか必死というか、若さゆえの青臭い魅力が若さゆえの未熟さを上回って…

未必のマクベス

この小説は、偉大なるデキソコナイである。 (以下、ネタバレあり) ストーリーが、破綻しているとまでは言わないが、ちょっとおかしいんじゃないかと思うところがいくつもある。 特にひどいと思うのは、主人公中井は森川が鍋島であることに気づかないが、読…

深町秋生

「深町秋生」の作品を読んだことはないが、「深町秋生」という名前はカッコいいなと、いつも思っていた。 読み方は知らないけれど。「ふかまちあきお」?

アルテミスステークス

2-11で勝負して玉砕。

李陵

中島敦だからなのか、その時代がそうだったからなのかは知らないが、古典っぽい文章のリズム感が好きである。 古文も漢文も読めないけれど、「っぽい」のは好き。

コンビニ人間

心に障害のある主人公と彼女の周りとの間に生じる摩擦を彼女の側から描いた作品である。 と言っても、障害者の苦悩を訴えたり、障害を克服する姿を感動的に見せたりする類いのものでは全くない。(そもそもこの作品の中に「障害」という言葉自体でてこない。…

李鷗

仮にこの作品を僕が書こうとしたら、拳銃の構造に詳しくないといけないし、旋盤やフライス盤の使い方も覚えないとダメだし、中国語を書いたり読んだりできないといけないしし、クラブやバーがどんなところか分かってないといけないし、つまりは、関係者に取…

ザ・スクウェア 思いやりの聖域

いつもタイトルに拘ってしまうのだが、最近、外国映画に邦題をつけるとき、サブタイトルが分かりやすすぎるというか説明的というか、サブタイトルがついたが故に底の浅い印象を与えてしまっている映画が多い気がする。 「ザ・スクウェア」だけだとSF映画だと…

グッバイ・ゴダール

ゴダールが生きていたらこの映画に怒り狂うであろうから、ゴダールがすでに死んでいることを教えてくれる映画である。というのはさておき、それくらいゴダールを愚かで性格の悪い人物として描いている。それが逆にゴダールを魅力的に見せているのならいいの…

顔も知らない福浦

今週末のスポーツ界。白鵬が41度目の優勝と幕内1000勝。羽生結弦が平昌五輪後初の大会で優勝。タイガー・ウッズが5年ぶりの復活優勝。そして、ロッテの福浦が2000本安打達成である。 前の3人と比べたら有名とは言いがたい、福浦。私自身、福浦の顔が思い浮か…

たかが世界の終わり

よく分からない映画だ。 特に兄がなぜあれほど弟を嫌うのか。映画の中で説明シーンもない。 兄の嫁が弟に語ったのは、「あなた(弟)はあの人(兄)に関心がない」。これが、兄の弟に対するひどい態度の理由なのか? よく、振られた女(男でもいいけど)が、…

君の膵臓を食べたい

基本的には、「泣ける映画」はなるべく観ないようにしているのだが、なぜかミステリー要素のある映画だと思い違いをしていたことと、主演が浜辺美波だったことから、レンタルしてみた。 そしたらミステリー仕立てなどではなく、やっぱり泣かされてしまった。…

樹木希林さん亡くなる。

ついこの間までテレビで見てたのに、亡くなってしまわれた。 「今日までの人生、上出来でございました。これにて、おいとまいたします」 ユーモアがあるし、カッコいい。振り返って自分の人生、上出来と言えないのが虚しい。

安室奈美恵引退

今日で引退。 特別好きだったわけではないが、やっぱり一つの時代が終わった感てのはある。 で、引退したあとどうするんだろ、アムロちゃん。

大坂なおみ全米優勝

日本人初の4大大会初優勝で大盛り上がりだけど、大坂さんは自分が日本人という意識はどれぐらいあるのだろうか。生まれた国より育った国のほうに愛着が湧くのがふつうだと思うのだが。 逆に我々日本人は、彼女をどこまで日本人だと思っているのだろうか。も…

まともな男

まともな男 [DVD] 出版社/メーカー: オデッサ・エンタテインメント 発売日: 2018/09/04 メディア: DVD この商品を含むブログを見る いい映画だけど、あとで観た「脱脱脱脱17」にコーフンしたので、こっちの感想が後回しになった。 最後は自動車事故で終わら…

脱脱脱脱17

脱脱脱脱17 (ダダダダ セブンティーン) [DVD] 出版社/メーカー: オデッサ・エンタテインメント 発売日: 2018/08/02 メディア: DVD この商品を含むブログを見る 松本花奈17歳女子高生が撮った映画。素晴らしい。どうして17歳の女子高生がこんな映画を撮れるの…

暗幕のゲルニカ

暗幕のゲルニカ (新潮文庫) 作者: 原田マハ 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/06/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 「楽園のカンヴァス」があまりにも面白すぎて、原田マハの最高傑作はこれだろうと思うと、彼女の他の作品を読む気…

カメラを止めるな!

ざっくり言うと、この映画は3部構成になっていて、最初にワンカットで30分(話は横道に逸れるが、いまこの記事を書いているスマホで「30分」と出力させるためには、「さんじゅっぷん」と入力しなければならない。話を戻す。)くらいB級ホラー映画が流れ…

Missライアー

Missライアー [DVD] 出版社/メーカー: トランスワールドアソシエイツ 発売日: 2018/08/03 メディア: DVD この商品を含むブログを見る いわゆる「ジャケ買い」ならぬ、「ジャケ借り」してしまった。少女の面影をかすかに残すきれいな顔に意思の強そうな目。そ…

犬ヶ島

犬ヶ島 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray] 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 発売日: 2018/08/22 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (3件) を見る よくぞここまで映像を作り込んだものだと感心する。キャラクタ…

ブンミおじさんの森

ブンミおじさんの森 スペシャル・エディション [DVD] 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2011/09/23 メディア: DVD クリック: 10回 この商品を含むブログ (28件) を見る ハリウッド映画じゃなく渋めの映画が観たい気分だったので、カンヌ映画祭パルムドール…

我らが少女A

4月から読み始めたのがこの小説のどこらへんだったのか、3月までのことを知らないので、分からない。 だから、今日、毎日新聞の連載が終わったのが唐突に感じてしまうのも、3月までの分を読んでいないからなのか、そうじゃないのかも僕には分からない。 …

シャルロッテ・ペトリ・ゴルニツカとニリマ・グルラジャニ

シャルロッテ・ペトリ・ゴルニツカは経済協力開発機構の開発援助委員会議長で、ニリマ・グルラジャニはイギリスにある海外開発研究所の研究員である。その情報は、今朝の朝日新聞を読んで初めて知ったものである。 別に彼らの仕事に興味があったわけじゃない…

ひとの言うこと信じちゃあかんな。

どこかで誰かが激賞していた「バタフライ・エフェクト」。たいして面白くなかったのは、まるっきりアイディアがアニメ版「時をかける少女」だったから。 過去に戻ってやり直す。何度やり直しても、直したところじゃないところに綻びが出る。二つの映画は、場…

能年玲奈は天然の天才だ。

TV

「半分青い」の総集編。 まるで能年玲奈にあて書きしたような主人公を、永野芽郁が代役で演じてるようにしか見えない。 これが能年玲奈だったら、(永野さんには悪いけれど)もっと面白かっただろうなと思う。 それほど、「あまちゃん」のときの能年玲奈はス…

アンリ・マティス

たまたま読んでいた小説と今日の朝日新聞の両方に、アンリ・マティスの名前が出てきて、シンクロニシティ。

「ゲット アウト」アリソン ウィリアムズ

ゲット・アウト [Blu-ray] 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン 発売日: 2018/11/07 メディア: Blu-ray この商品を含むブログを見る アカデミー賞の脚本賞をとったってことで借りたけど、見終わって思うのは、そうね、作品賞は無…