橋下徹氏、国会議員の歳費2割削減に異論

この人はいったい何を言ってるんだろう。

国会議員にはちゃんと仕事してもらって、ふつーに給料払えばいいと思う。

東日本大震災のときみたいに、次は公務員の賃金カットが始まるんでしょう。

議員とか公務員とか叩くヒマがあったら、現在の窮状を打開する政策を提言したほうがいいんじゃないだろうか。

こちらあみ子

文庫の帯に、「あみ子は、少し風変わりな女の子」「純粋なあみ子」「少女の無垢な視線」とあるが、正確には、あみ子は知的障害者である。そうだとは書いてないが、明らかにそうである。障害者の側から見た世界を、面白い小説にしたのである。

そんなことより、元は「あたらしい娘」というタイトルだったのが、なぜ「こちらあみ子」に改題したのかの方に興味がある。

さらにそんなことより、文庫にいっしょに載ってる「ピクニック」の方が「こちらあみ子」より面白かった。

劇場

永田と青山のメール(LINEだったっけか)での論争というか口ゲンカが面白かったところだが、これは「人間」の永山(だったっけか)と影山(だったっけか)のTwitter(だったっけか)での論争というかやはり口ゲンカが面白かったのといっしょで、ワンパターンとまでは言わないし、面白ければワンパターンでもいいのだし、又吉の評価を決めるのはもう少し先になりそう。

冬の狩人

大沢在昌の連載新聞小説

大沢作品は二つか三つしか読んでないはずなのに、もう飽きてしまった。クールとかドライさを期待していると、ちょっとベタベタした感触がする。それが大沢作品の味なのかもしれないが、今はもういいかな、という感じ。

しんせかい

読みやすい文章で、内容もそれなりに面白かったが、逆に読みにくい文章、というか味付けの濃い文章が読みたくなって、その渇望にぴったりというわけではないが、太宰治の文庫本、それは何十年も前に買ったもので、黄ばんでしまって、当時の文庫がみなそうだったようにフォントが小さいのを、百均で買った拡大鏡を使いながら読み初めることになった。

流人道中記

このあいだまで読売新聞で連載していた浅田次郎の作品。

これまで浅田次郎作品はほとんど読んだことがなく、「鉄道員」が売れていても、どうせ人情話の、よくいう「泣ける話」なんだと思って読まなかった。

今回の「流人道中記」、これもまた人情話の時代劇かと思って読んだら、やっぱり思ったとおりの人情話ではあった。ではあったが、やたら面白かった。

浅田次郎を見直した。

アリータ バトル・エンジェル

単純に楽しめる映画でした。

ストーリーは単純だけど、逆に単純だからこそ分かりやすいと言えるし、メリハリもつけやすい。

どんな風に画面を作っているかはわからないけれど、さすがジェームズ・キャメロンといったところです(「アバター」のときの衝撃はないにしても)。

ひこばえ

朝日新聞で連載していた重松清の小説が終わった。これまで、重松清の作品を読んだことがなかったのに、重松清の作品がなぜか嫌いだった。読んだことがないのに、である。おそらく、書評やら、文庫の裏表紙に書かれた概略やらを読んで、なんとなく合わないなと感じていたのだろう。

新聞連載だとタダで読めるので、今回、嫌いな作家の試し読みをしたわけですが、やっぱりどこかしらイヤなところがあり、今後も読む気にはならなかった。