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鉄コン筋クリート②

第1巻は10年くらい前に買ったが、それで満足してしまったのか2巻以降を買っていなかった。 やっぱ、松本大洋はすごいね。『吾』は話がシュールすぎるけど、『鉄コン筋クリート』は適度にシュールで適度にリアル。ちょうどよい湯加減なのである。

ネゴシエイター

ネゴシエイター―人質救出への心理戦作者: ベンロペス,Ben Lopez,土屋晃,近藤隆文出版社/メーカー: 柏書房発売日: 2012/06メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (5件) を見る 一度見限った本だが、それならそれでマンガでも読む気で読めば軽く…

マルタの鷹

マルタの鷹〔改訳決定版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: ダシールハメット,Dashiell Hammett,小鷹信光出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/09/07メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見る 例えば「湘南の狼」とか「新大久保の熊…

ムーン・パレス

ムーン・パレス (新潮文庫)作者: ポール・オースター,Paul Auster,柴田元幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/09/30メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 334回この商品を含むブログ (207件) を見る 訳者あとがきでは「この小説のはじめの百ページは、(略…

世界クッキー

世界クッキー (文春文庫)作者: 川上未映子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/05/10メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (7件) を見る 短い時間つぶしとか出張の時の移動中に読んだりして最近やっと読み終わったのだが、そうでなくても読…

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/04/12メディア: 単行本 クリック: 3,074回この商品を含むブログ (196件) を見る 第5章から第12章まではとても面白い。特に緑川の「トークン」の話。 1~4章…

嵐のピクニック

嵐のピクニック作者: 本谷有希子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/06/29メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (12件) を見る 13の短編のなかにはちょっとはイイのもあったと思うけど、何日も前に読んだ作品の中身はさっぱり覚…

黒書院の六兵衛

日経に連載していた『黒書院の六兵衛』が終わった。連載の途中から読み出したけど、面白かった。ただ座っているだけの六兵衛をあれだけ面白く書ける筆力に参りました。

聖痕

朝日新聞連載小説、筒井康隆作「聖痕」が本日、238回で完了した。 僕の知る限り最近活躍していたとは言い難い筒井さんの作品が、どの程度のもんかと偉そうに読み始めたら、結構面白かった。めちゃくちゃ面白いとは言えないにしてもそれなりに面白く読めて、…

神去なあなあ日常

神去なあなあ日常 (徳間文庫)作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2012/09/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (26件) を見る おもしろくてどんどん読んですぐに読み終わった。 「お仕事小説」というキャッチコピー…

マジック・フォー・ビギナーズ

マジック・フォー・ビギナーズ (ハヤカワepi文庫)作者: ケリー・リンク,柴田 元幸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/02/29メディア: 文庫 クリック: 21回この商品を含むブログ (7件) を見る 作者(ケリー・リンク)のこともこの作品のことも全く知らな…

ヴィヨンの妻

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)作者: 太宰治出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1950/12/22メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 85回この商品を含むブログ (161件) を見る 最近読んでいる本がつまらないので、ためしに青空文庫で『ヴィヨンの妻』を読んでみたら、まあ…

ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ

ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫NV)作者: ジョンル・カレ,村上博基出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/03/31メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 51回この商品を含むブログ (43件) を見る 半分近くまで読ん…

Sunny

Sunny 2 (IKKI COMIX)作者: 松本大洋出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/02/29メディア: コミック クリック: 6回この商品を含むブログを見る 切なくって美しい。ベタといえばベタな昭和の物語。ほとんど演歌か浪花節の世界。けど、圧倒的な画力が…

さよなら、愛しい人

さよなら、愛しい人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: レイモンドチャンドラー,Raymond Chandler,村上春樹出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2011/06/05メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (24件) を見る 酒飲みながら読む…

ティンブクトゥ

ティンブクトゥ (新潮文庫)作者: ポールオースター,Paul Auster,柴田元幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/06/29メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (15件) を見る 現代版『我輩は猫である』、あるいはアメリカ版『我輩は猫で…

笑うハーレキン

道尾秀介の読売新聞連載小説。本日で終了。目隠しされて謎の老人宅に連れて行かれるあたりからは面白かった。 疫病神はいらんだろうと思う。少なくとも巧く使っているとは思えない。奈々恵(だったか。違うか。もう名前を覚えていない)も中途半端。

空飛ぶ広報室

空飛ぶ広報室作者: 有川浩出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/07/27メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 52回この商品を含むブログ (53件) を見る 内容はベタ。だけど、面白い。そして、不覚にも泣いてしまった。こんな本で泣いて、本当に恥ずかしい。

海獣の子供

海獣の子供 5 (IKKI COMIX)作者: 五十嵐大介出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/07/30メディア: コミック購入: 2人 クリック: 184回この商品を含むブログ (30件) を見る ストーリーが分かりづらいというより、方向性がどこかにイっちゃてるので、もっとエ…

海と月の迷路、だから荒野

最近終了した新聞連載小説。毎日新聞の大沢在昌「海と月の迷路」と桐野夏生「だから荒野」。 職場でとってる新聞で読むのでタダで読めた。とは言っても、面白くない小説を無理に読むことはない。新刊や文庫を買うのに躊躇いがある作家をためしに読むのに新聞…

sunny

Sunny 第1集 (IKKI COMIX)作者: 松本大洋出版社/メーカー: 小学館発売日: 2011/08/30メディア: コミック購入: 4人 クリック: 33回この商品を含むブログ (35件) を見る もう、松本大洋はなにを読んでもイイと思ってしまう。

あやし

あやし (角川文庫)作者: 宮部みゆき,方緒良出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2003/04/25メディア: 文庫 クリック: 35回この商品を含むブログ (98件) を見る まあまあ面白いけれど、同じテーストの短編がいくつもあると、いっぽんドカンと長編を読んだほうが…

幻影の書

幻影の書 (新潮文庫)作者: ポールオースター,Paul Auster,柴田元幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/09/28メディア: ペーパーバック購入: 8人 クリック: 40回この商品を含むブログ (41件) を見る ポール・オールスターの名前を知ったのは、matogrossoの…

あるキング

あるキング (徳間文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2012/08/03メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (37件) を見る 感想を書かねばと思っているうちにこの小説のオチをすっかり忘れてしまった。どんなラストだったっけ?…

ライ麦畑でつかまえて

ライ麦畑でつかまえて作者: J.D.サリンジャー,野崎孝出版社/メーカー: 白水社発売日: 1985/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 38回この商品を含むブログ (13件) を見る 巻末の解説によれば、この本が初めて世に出たのは1951年だったらしい。当時であれ…

アメリカの夜

アメリカの夜 (講談社文庫)作者: 阿部和重出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/01/17メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 26回この商品を含むブログ (120件) を見る 冒頭、どうでもいいことを延々と語るのがいやになって挫折。気を取り直して再チャレンジす…

ダブル・ジョーカー

ダブル・ジョーカー (角川文庫)作者: 柳広司出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/06/22メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (19件) を見る 面白かったけど、『ジョーカー・ゲーム』があまりにも面白す…

沈黙の町で

朝日新聞の連載小説。本日、第420回。全ては書ききらず、多少のもやもや感を残して終了。もちろん、それは作者(奥田英朗)の狙い目でもあろう。その辺の是非は別にしても、毎回面白く読めた。 そして、唐仁原教久のイラストはすばらしかった。この小説が単…

砂の本

砂の本 (ラテンアメリカの文学) (集英社文庫)作者: ホルへ・ルイス・ボルヘス,篠田一士出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/06/28メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 10回この商品を含むブログ (11件) を見る 幻想文学と呼ぶべきなのだろう。 「会議」はカ…

青い春

青い春 (小学館文庫)作者: 松本大洋出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/01/14メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 細君が「これのどこが面白いの?」みたいなことを言う。しょせん女にはこのスゴさが解らないのだろうと言えば…