2011-01-01から1年間の記事一覧

5 (角川文庫)作者: 佐藤正午出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/01/23メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見る 停電したエレベーターの中で謎めいた女と手のひらを合わせた男が、愛情を失くしていた…

八日目の蝉

八日目の蝉 (中公文庫)作者: 角田光代出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2011/01/22メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 166回この商品を含むブログ (196件) を見る いま気づいたのだが、カバーの上に更にカバーがかぶせてあって、そこには井上真央(た…

赤パン

日蝕

日蝕・一月物語 (新潮文庫)作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/12/29メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見る 20ページか30ページかで挫折。 娘が「難しかった?」と訊くので、「難しくはない。詰まらな…

化物語

TV

15話まで見終わったら、キャラのビジュアル面もまあ悪くないなという風に思えてきて、途中から絵が上手くなったのか確かめたくて、それにストーリーを忘れてしまったこともあって、また1話から見直しているのだが、やっぱりキャラはそれほど悪くないってい…

苦役列車

面白い。もう『きことわ』がなぜ同じ賞をもらったのか分らないくらいに『苦役列車』は面白い。 が、西村賢太さんの他の作品を読むかというと、もう読む気はない。読めば面白いだろうとは思うが、その面白さには謎がない。驚きがない。ファンタジーがない。た…

自粛ムードと「元気をあげたい」

たとえば「野球やってる場合か」とかいう言い方で、イベントや行事なんかを自粛するムードが広がっている(みたいだ)。 球場に被害があったり家族や知人が被災した楽天イーグルスの選手なら「野球やってる場合じゃない」という気分だろうが、福岡ソフトバン…

坂上二郎

何日か前に亡くなった。 萩本欽一が面白いと思ったことはないが、コント55号時代の坂上二郎はほんとうに面白かった。と言いつつ、思い出すのは野球拳。

きことわ

文藝春秋 2011年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/02/10メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 146回この商品を含むブログ (34件) を見る 芥川賞2作を860円で読めるのはお得と思い買った。 とりあえず「きことわ」を読む。 誤用なのか(そ…

東北地方太平洋沖地震

11日14時46分発生。M8.8。(追記:後日9.0に修正発表) 亡くなった方に対してはご冥福をお祈りしたいし、被災された方にもお見舞い申し上げたい。 ただ、不謹慎だとは思うが、いろいろ思ったことを書きたい。 発生時、車を運転していた。ラジオで「東…

下司

世の中に、ではなくて、自分のまわりにこんなにも下司野郎がいたのかと気づいた。 そして僕は怒っているというよりも、哀しんでいる。下司の勘繰りに対して怒るのでなく、一見言い訳っぽいことを言ってしまった自分が、振り返ってみれば情けない。 もっと断…

夕子ちゃんの近道

夕子ちゃんの近道 (講談社文庫)作者: 長嶋有出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/04/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (59件) を見る 巻末の大江健三郎の解説、というか選評が一番面白かった。主人公の名前を推理したとこなん…

猛スピードで母は

猛スピードで母は (文春文庫)作者: 長嶋有出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/02メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 50回この商品を含むブログ (208件) を見る 「サイドカーに犬」も「猛スピードで母は」もそれなりに面白いのだが、こんなものを10も2…

化物語

TV

ひょんなことから「化物語」というアニメを知って、よくないことだけど、ネットで流れている無料の映像、つまりは著作権に対して敬意を表しない方法で、第6話までとりあえず見た。 おもしろい。すばらしくおもしろい。と、持ち上げたところで、ひとつだけ難…

改題

「アルテミスな夜」から「真昼のアルテミス」に。

ワンちゃん

ワンちゃん (文春文庫)作者: 楊逸出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/07/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (4件) を見る 僕の記憶では、楊逸さんはこの作品が芥川賞候補になったものの受賞を逃し、その理由が、選考委員の弁…

ノルウェイの森

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: ペーパーバック購入: 31人 クリック: 852回この商品を含むブログ (758件) を見るノルウェイの森 下 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発…

パンク修理

先日、自転車のパンク修理に行った。 僕が子どもだった頃、自転車のパンク修理は親父の仕事だった。実家が自転車屋をやっていたということではなくて、破れモノを繕うのがお袋の仕事だったように、パンク修理は親父の仕事だったという意味だ。 その頃、僕の…

わたしたちに許された特別な時間の終わり

わたしたちに許された特別な時間の終わり (新潮文庫)作者: 岡田利規出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/12/24メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 64回この商品を含むブログ (36件) を見る 第2回大江健三郎賞受賞作。 たとえば芥川賞とか直木賞とかあって、…

サバの秋の夜長

サバの秋の夜長 (白泉社文庫)作者: 大島弓子出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2000/03メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 21回この商品を含むブログ (41件) を見る 1編が(マンガとしては)長いので、最初の「月の大通り」は30ページまでかと思った。で、こ…

天使Ⅰ

天使? (祥伝社コミック文庫 さ1-14)作者: 桜沢エリカ出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2010/07/17メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る カトウくんに羽の生えるシーンがステキ。

遮光

遮光 (新潮文庫)作者: 中村文則出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (8件) を見る 二人の人間の話。 心がなくいつも演技をして生きている人間の話と、もうひとつは、つき合っていた女性の死を…

完全なる首長竜の日

完全なる首長竜の日作者: 乾緑郎出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2011/01/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (33件) を見る 「『このミステリーがすごい!』大賞受賞作」という帯につられて購入。(こういうパターンが多い) …

ひとりぼっち

ひとりぼっち (BDコレクション)作者: クリストフ・シャブテ,中里修作出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2010/12/13メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (13件) を見る 白と黒だけで描かれたマンガ。スクリーント…

ハーモニー

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/12/08メディア: 文庫購入: 27人 クリック: 400回この商品を含むブログ (244件) を見る 「白銀ジャック」を読んだあとだからっていうのもあるけど、やっぱ小説は文章に味が…

瞳の奥の秘密

観客は僕ひとりだった。平日17:20開演は、勤め人には早すぎ、主婦には遅すぎる時間なのだろう。 面白かった。殺人事件を扱っていることくらいしか共通点はないが、なぜか、雰囲気というかテイストというか、「母なる証明」に似ている気がした。 若いおねーち…

横澤彪、8日死去

73歳。近くはないけどそれほど遠くもない歳だ。60、70の人って、自分の死をどんなふうに思ってるのだろう。怖くないのかな。

恋のはじまり

恋のはじまり (ポプラ文庫 さ 3-1 Sakurazawa Erica Collec)作者: 桜沢エリカ出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2010/08/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る なんか大島弓子っぽいなあ。いや、それがダメってんじゃ…

ダンダリン一〇一

ダンダリン一〇一 (モーニングKC)作者: 鈴木マサカズ,とんたにたかし出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/09/22メディア: コミック購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (6件) を見る 「ダンダリン」が名前なのは分ったが、「一〇一」はなんなのよ…

LADY〜最後の犯罪プロファイル〜」

TV

あまり期待しないで観たら、案の定、期待外れ。いや、期待してなかったんだから期待外れはおかしい。予想どおり面白くなかった、と訂正しよう。 「MR.BRAIN」とか「BOSS」とか(あるいは「SPEC」とか)を意識して作ったのでは、というか、発…