言の葉の庭
新海誠監督の『君の名は。』が好評だと聞き予告編を見るが、それほど面白そうには思えなくて、同じ監督の『言の葉の庭』をGyaoで見てみた。
風景描写の幾つかは実写かと思うほどの精巧さに驚かされつつも、決定的によろしくないのはキャラクターである。人物が絵的に魅力がない。動きもぎこちない。デフォルメのない割とリアルな画にしたかったのだと推測するが、デフォルメのない画であっても魅力的な画は描けるはずであって、これだったらマンガチックな絵柄の方がよっぽどマシである。
と、書いてて思ったのは、『惡の華』のキャラである。あれくらいのキャラ(絵的にも動きにしても)を『言の葉の庭』に出してたら(出せてたら)、もう少し点数をあげたのに。
ちなみにストーリーは、陳腐とまでは言わないが、目あたらしさは全然ない。
ということで、今後、『君の名は。』を見ることはないだろう。
男子4×100m銀メダル
リレーとはいえ、日本人が短距離でメダルを取れるとは、思いも寄らないことでした。
ボルト五輪100m3連覇
もう、体が日本人とは違うのだからしょうがない。196センチというのは100mでは大きすぎという気がしてたけど、やっぱり大きいことはいいことだ。
ピークを過ぎたであろうボルトに、ピークであってさえ届かないであろうと思われる日本人ランナー。努力で到達できる場所には限界があると、素直に認めようではありませんか。
イチロー大リーグ通算3000本安打にまつわるコメント
まずは日米通算4256本安打記録を抜かれた際に物議を醸すコメントを残したピート・ローズ。「本塁打者でない選手が達成したのは素晴らしいこと」。ホームランバッターの打率は低いと考える人が多い中、このコメントをどう解釈すればいいのか悩む。
次にカル・リプケン。「驚異的なスピードで一塁に達する」。足で稼いだ安打とはっきり言わない。
また、「オールスターゲームで開催される本塁打競争に出れば優勝するはず」とも言っている。イチローに関して、同じコメントをこれまで何人もの選手が言っている。大リーガーのリップサービスを日本の新聞社が毎度毎度記事にしてるのかと思ってきたが、何度も聞くと、もしかしてホントにそうなのか、という気がしてくる。
最後にイチロー本人のコメント。「今後は?」と問うインタビュアーに対し、「4000しかない」と答えている。謙虚な返事をしがちな日本人っぽさがなく、大口叩くのがいっそ清々しい。