黒田200勝

シーズン20勝とか爆発的な活躍はないけれど、毎年二桁勝つような確実的強さが黒田にはある。

昨シーズン広島に復帰して、優勝を目指したはずが4位。マエケンはメジャー移籍で、今年は何にモチベーションを求めたらいいのか悩んだことだろう。おそらく200勝にはそれほどこだわりはなかったと思う。

今年優勝したら、ファンもこれ以上黒田に頼ったらいかんでしょう。自由にさせてあげましょう。

ちなみにお祝いコメントで秀逸だったのは、イチローの「日米合算なんてオレは認めない」でした。ピート・ローズの安打記録を、イチローが「日米合算」で超えた時のゴタゴタが背景にある、ユーモアたっぷりの弁。

大島サイクル安打

少なくとも毎日新聞では、大谷の自己新11号(本塁打)より、扱いが小さい。普通なら、キャリアハイの11号本塁打よりサイクルヒットの方がはるかにすごい記録だけど、今回に限って言えば、まあそうだろうなと納得してしまう。大島さんには悪いけど。

大橋巨泉死去

僕が子どものころ有名だった大人がどんどん死んでいく。大人になった僕から見たら、彼らと僕はそれほど歳が離れていない。僕が時間を浪費していた若いころ、彼らはすでに何者かになっていた。僕は一億分の一のまま死んでいくに違いない。

オデッセイ

いつものことだが、タイトルが気にかかる。原題は、The MARTIAN(火星人)。たった一人で火星に住むことになったことを、ユーモラスに表現してカッコいい。

ヨメは「こんなシリアスな話をふざけて作っていいの?」と言うけど、そこがこの映画のいいところである。

迷いの旅籠

宮部みゆき日経新聞連載が終わった。

衝撃の、とか、感動の、とか、涙が止まらないとか、そんな類いの作品ではありません。ホームランではなく単打狙いと言いましょうか、作者は、作りは小品、佳作にしておいて、その中に物語としての面白さを込めました。