イチロー4257安打

イチローピートローズの4256安打を超えた。めでたいことだが、あくまで「日米通算」で超えただけのことであって、「ピートローズの記録を超えた」という言い方をしてはいけないと思う。

そういう意味で言えば、大谷は早く大リーグに行って、いろんな記録を「日米通算」ではなく達成してほしい。

ポンヌフの恋人

 

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 分からないことだらけ。

ミシェルは誰に向けて「空は白い」と言ったのか?

ミシェルはジュリアンを撃ったのか?

アレックスはなぜ、睡眠剤を使った犯罪で得た金を川に落とさせ、橋の上の生活に拘ったのか?

ミシェルを失いたくないがないために治療で治ることをミシェルに知られないように画策するようなアレックスを、ミシェルはなぜ好きになったのか?

そのくせ、治療で治ることを知ったミシェルは、なぜ、「あなたを好きじゃなかった」と書き置きを残して去ったのか?

自分から去ったくせに、なぜ、刑務所に面会に来たのか?

面会のあと、なぜ、ミシェルを治療した眼科医の部屋に、同棲してるかのように入ったのか?

刑務所からでたアレックスと会って、ホテルに泊まることもせず、「やらないといけないことを放っておいた」と言って去ろうとして、アレックスが川に突き落としたら、ふっ切れたように二人で旅に出ることにしたのか?

ムハマド・アリ死去

氏のことで思い出すのは、カシアス・クレイから改名したことと、猪木と「格闘技世界一決定戦」で戦ったこと。
前者については、すでに世界に知られていた名前を変えることの意味が、僕にはうまく理解できなかった。
後者については、世界一のボクサーが日本なんかで、「格闘技」というより「興行」と呼んだ方がふさわしい「プロレス」と試合をする意味が、僕にはやはり理解できなかった。
そして、前者の意味は今は分かる(気がする)けど、後者については今もよく分からない。

駆け込み女と駆け出し男

 

 

ちゃんと作ってある映画を久しぶりに観た気がする。

大泉洋の演技はいつも同じだけど、それに飽きることがない。おいしいものは何度食べてもおいしいものだから(そこが山田孝之との違いである)。
脚本も演出もしっかりしてる。読んでないけど原作もしっかり作りこんであろうことが想像できる。(だからだろうけれど、隠れキリシタンのエピソードは詰め込み過ぎと思う)
と、褒めるだけ褒めといてナンですが、映画の格としてはあきらかにB級です。大作でも芸術作品でも感動作でもなく、エンターテイメント(娯楽作品)を真面目に一所懸命に作ったものです。作る側がふざけたり自己満足的だったりしたら、こんないい映画はできません。

青空と逃げる

読売新聞で連載していた辻村深月の小説が先日おわった。これからやっと本題が始まると思っていたら、いきなりぷっつり終わってしまった。読んでる方としてはこれから面白くなるかと思ってたけど、書いてる方からしたらこれまでが面白かったんです、ってことなのでしょう。

新宿スワン

 

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綾野剛はこんなキャラにピッタリはまっているけど、山田孝之はまたこんなキャラかとうんざりして、ストーリーは古ぼけていて、終わってから園子温が監督だって知って、もういいよ園子温って感じです。鬼才ってイメージも幻想だったことに、もう気づいてるから。

世にも奇妙な物語

「クイズのおっさん」が良かった。主演の男の子(私みたいなおっさんから見たら、男の子である)も、初めて見たけど、フツーっぽいのに、だんだん味がでてきて、なんか好きだなあ。クレジットで高橋一生って名前だと知って、ああ、最近、高橋一生がイイってどこかで読んだのを思い出しました。

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

 

 イーサンがレコードでIMFからのメッセージを聞こうとしたら、それはシンジケートからのメッセージにすり替えられていたわけだが、私は間違って、IMF(これも最初は国際通貨基金のことかと勘違いしてしまった)が本当はシンジケートだったという話かと思い込んでしまった。それで、それからのストーリーがいまいち分からなくなって、CIAのほかにMI6が出てきて、外人の顔はどれも同じに見える私(というのは言い過ぎというか言い訳過ぎなのだが)には、「この人、誰だっけ?」となったりして、あとでネットであらすじを調べてやっとストーリー(それはとても単純なものだった)が分かった。

まあ、アクションとサスペンスを楽しむ映画なので、ストーリーはどうでもいいっちゃいいんだけど、最近はCGのおかげでお金さえかければどんなシーンだって撮れるのだろうから、少々のことでは観客も満足できない世の中で、この手の映画を作るのは大変だろうなと思ってしまいます。飛行機にしがみつくシーンは迫力あるけれど、わたし的には前作の、ビルの壁面を上ったり下りたりするシーンの方が好きだなあ。

あ、あと、Hなシーンがない(キスシーンすらない)のは好ましいです。たぶん、家族連れでも安心して観れるようにと、興業的なプラスマイナスを考えてのことでしょうけど。

バケモノの子

 

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役所広司大泉洋も好きな役者さんだけど、アニメの吹替で声を聞くと、どうしても役者としての彼らのイメージが頭に浮かぶ。アニメ作品の中で初めて見るキャラクターに、変な色がついてしまうのである。

もちろん彼らは、いくつもの映画作品の中でいくつもの役を演じていて、そういう実写の場合も、やはり他の作品とかテレビのバラエティ番組に出ていた彼らのイメージが(少なくとも、見る側からは)抜け切れないのだから、ことさらアニメ作品に声優として登場したときだけ気にする方がおかしいといえばおかしいのである。
そんなことは置いといて、作品について言えば…泣けた。泣かすような作品ではないのは承知なので、これで泣くのはどっかズレてるとは思うのだが、最近涙もろいから仕方ない。
で、そんなことも置いといて…、細田守も人気が出るにしたがって使える予算が増えてきたのだろう、お金(つまりは人材とか機材とかと言い換えてもいいけど)かけてる感のあるシーンが多くなった。が、そのことでいい作品ができるかというのは別問題である。まあまあいい出来だとはいえるけど、同じレベルの作品だと、観る側としては魅力を感じなくなってしまうのである。
まあ、ジブリの対抗軸として貴重な存在であるという見方もできるけど。
と、ちょっと上から目線的な言い方をしたけれど、「時をかける少女」にしろ「サマーウォーズ」にしろ傑作なのは間違いなく、期待が大きい裏返しなのです。

ソロモンの偽証

 

 

弁護士役の板垣君だっけ、いい顔してます。今後、ブレークする気がします。少なくとも、わたし的にはタイプです。死んだ生徒の役をした子も、個性派俳優になりそうな気がします。主人公の涼子ちゃんは、役としてははまってましたが、残念ながら華がありません。それはそれで、女優として生きる道はあるかもしれません。

以上、まったくもって無責任かつ本人たちには失礼千万の未来予想図でした。