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ブリッジオブスパイ

TSUTAYA

 

 

スピルバーグは相変わらず上手いなあと、半分バカにしながら思う。ラストで、テレビを見て初めて父親がすごいことをしていたということ(そして父親はそのことをあえて口にしないということ)を子どもたち(と妻)が知るというシーン。観客はニンマリとさせられるのだが、こんなのっていかにもあざとい、ミエミエの演出である。フツーの監督なら恥ずかしくって採用しない。けど、スピルバーグは恥ずかしげもなく、堂々と撮る。ベタなシーンを平気でベタなまま撮る。『カサブランカ』で、ドイツワインをゴミ箱に捨てるシーンがあったと思うけれど、それと同じだ。

スピルバーグがウケるのは、きっと、そういった羞恥心がないのが理由なんだろう。それも才能である。バカにする気はなくて、本当にそう思う。