この森で、天使はバスを降りた
最後はきっと、嘘(ではないが実質的には嘘)の証言をした不動産屋が、パーシーとイーライに向けて銃を撃つ展開になると思っていたら、パーシーはあっけなく(という言い方は不謹慎だが)溺死してしまう。
もっと盛り上げ様はあったはずだが、あえて淡々と描いたのか、そうじゃないのか…。
邦題は「いかにも」な感じで、ハートウォーミングな映画か、あるいはしっとりした感動作かと思わせといて、また言うけど、最後の淡白さとはチグハグ。ちょっと流行りっぽいタイトルのつけ方はやめてほしい。
もっとも、原題の『スピットファイアー・グリル』は味気なくて、売るためにタイトルで興味をそそろうとしたのだろう。中身が良ければタイトルは味気ない方が、逆にカッコよかったりするのだが。