フライトプラン
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2006/05/24
- メディア: DVD
- クリック: 35回
- この商品を含むブログ (286件) を見る
母は強い。それをテーマにした映画としては面白い。
だけど、観終わってからの後味としてはスカッとした気分になれない。
もしも僕が映画の中の乗客だったら、映画でそのように描かれたように、「頭のいかれた女が騒いで、迷惑を受けた」という気持ちになる。
だから観終わってからも、「あの女の人は正しかった。僕は間違っていた」という気持ちの悪さが残る。
映画が意図したものが「母は強い」なら、乗客や映画を観ている観客が居心地の悪さを感じても、ある意味、それは意図したものだろう。
でも、映画を観て楽しい気持ちになれなかったなら、その映画は映画の本質的な意味を失っているのではないだろうか。