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騎士団長殺し

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/02/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (42件) を見る 騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/02/…

炎上する君

炎上する君 (角川文庫) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング) 発売日: 2012/11/22 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (12件) を見る 短編集は短編を一個ずつ読めるから楽チンといつも思うのだが、最後まで読んだときに…

白いしるし

白いしるし (新潮文庫) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2013/06/26 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (13件) を見る 飛行機の中で読む本を空港の売店で探したら、西加奈子の文庫があったので買った「白いしるし」。 間島昭史や瀬田みた…

グラスホッパー

前に読んだときは面白かった気がしたんだけど、今回読んだらそうでもなかった。元々その程度の作品だったのか、おれの脳ミソが衰えたのか。

まほろ駅前多田便利軒

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) 作者: 三浦しをん 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2009/01/09 メディア: 文庫 購入: 10人 クリック: 196回 この商品を含むブログ (274件) を見る 記憶力がないので、読み返したら前の記憶は99%なくなってて、新鮮な気持…

『春に散る』

沢木耕太郎の朝日新聞連載小説が終わった。まあまあ面白かった。 老人たちが一つの家に住むまではちょっとセンチメンタルな小説かと思い、将吾が出てきてスポーツものかと思い、加奈子に特殊能力があると分かってオカルトチックに変わるかと思い、つまりはこ…

往復書簡

美人で頭がよくて、でも、性格がちょっと変わっている後輩女子が、湊かなえでは『告白』の次に好きと言うので読んでみたが、あまり面白くはなかった。なんでだろう?

迷いの旅籠

宮部みゆきの日経新聞連載が終わった。 衝撃の、とか、感動の、とか、涙が止まらないとか、そんな類いの作品ではありません。ホームランではなく単打狙いと言いましょうか、作者は、作りは小品、佳作にしておいて、その中に物語としての面白さを込めました。

沈黙法廷

西日本新聞で読んでいた佐々木譲の連載小説が終わった。 真犯人が捕まるまで続くのかと思っていたら、おそくらコイツが真犯人だろうと読者に分からせるところで終わった。真犯人が誰かというのは、この小説には関係ないことなのだ。 NHKがドラマ化すると…

ふる

ふる (河出文庫) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2015/11/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 白いふわふわしたものとか出さなくていいし、空から降ってくるような文字にどんな意味があるのか分からないし、新田人生が何…

青空と逃げる

読売新聞で連載していた辻村深月の小説が先日おわった。これからやっと本題が始まると思っていたら、いきなりぷっつり終わってしまった。読んでる方としてはこれから面白くなるかと思ってたけど、書いてる方からしたらこれまでが面白かったんです、ってこと…

王とサーカス

王とサーカス 作者: 米澤穂信 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2015/07/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (29件) を見る いま、ブログのタイトルを打ち込んで思ったのだが、作者は、「報道とは何か。他人の不幸(「サーカス」と言い換えできる…

赤目四十八瀧心中未遂

赤目四十八瀧心中未遂 作者: 車谷長吉 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2001/02 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 48回 この商品を含むブログ (100件) を見る 「併し」という言葉がやたら出てくる。カギカッコで囲んだ名詞にも“。”が付く(例えば、「…

新二都物語

先日、しんぶん赤旗で連載していた「新二都物語」が終了した。作者の芦辺拓という人は全く知らなかったが、めちゃんこ面白かった。

ふくわらい

ふくわらい (朝日文庫) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2015/09/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る 「漁港の肉子ちゃん」級の傑作である。 なぜ面白いのか自分で考えるのが面倒で、巻末の上橋菜穂子(本作を第1…

ジャイロスコープ

ジャイロスコープ (新潮文庫) 作者: 伊坂幸太郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/06/26 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (18件) を見る 第1回新潮文庫紅白本合戦白組(男性に売れた本)第1位。 本を売るためにいろいろな文学賞があるけれど、こ…

窓の魚

窓の魚 (新潮文庫) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2010/12/24 メディア: 文庫 クリック: 5回 この商品を含むブログ (15件) を見る 『漁港の肉子ちゃん』とは違ってゆっくり静かに話がすすむ。同じ場面を4人それぞれの視点から何回も描き分…

葉桜の季節に君を想うということ

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) 作者: 歌野晶午 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2007/05 メディア: 文庫 購入: 40人 クリック: 204回 この商品を含むブログ (365件) を見る 犯人が探偵を欺くのではなく、作者が読者を欺く作品である。そうい…

マチネの終わりに

平野啓一郎が毎日新聞で連載していた小説が昨日終わった。何年か前に、やはりどこかの新聞に載せていた小説は明らかに駄作だったが、今回はいいデキだった。なぜ良かったかというと、メロドラマだったからだ。クラシック音楽業界やらイラク紛争やらを背景に…

教場

教場 (小学館文庫) 作者: 長岡弘樹 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2015/12/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 第三話までは面白かったが、第四話からはそうでもない。これで2013年ミステリーベスト10国内部門の第1位とはどういうこと…

燃えよ剣

どこまでが史実や事実で、どこからが創造や想像なのか分からないが、これを読んだら土方歳三や沖田総司を好きにならずにはいられなくなります。

料理通異聞

読売新聞連載の松井今朝子の小説。『星と輝き花と咲き』と似たような感想。つまり、伝記っぽいという。だけど、おもしろかった。

記憶の渚にて

西日本新聞連載の白石一文の小説。思わせぶりな展開は村上春樹みたいだと思ってたら、最後はナウシカみたいな少女がでてきてなんじゃこりゃ、でした。

星と輝き花と咲き

星と輝き花と咲き (講談社文庫) 作者: 松井今朝子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/12/13 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 実際にいた人のことを書いているので、ちょっと伝記っぽい感じがする。もちろん、作者としては小説的に必要なエピ…

小さいおうち

小さいおうち (文春文庫) 作者: 中島京子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2012/12/04 メディア: 文庫 クリック: 7回 この商品を含むブログ (60件) を見る 最初は読みごたえがなくて、「あまロス」ならぬ「肉ロス」状態だった。 そして、作者の意図(どん…

漁港の肉子ちゃん

漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2014/04/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (9件) を見る またまたピース又吉先生ご推薦作。 無茶苦茶おもしろかった。 特に、後半、「みう」が出てきてから最後までが…

鍵のない夢を見る

鍵のない夢を見る (文春文庫) 作者: 辻村深月 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/07/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る 文章に味がないので最初は食いごたえがないが、そのうち慣れてくるとこれはこれで読みやすくて、こういうのも…

コインロッカー・ベイビーズ

新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫) 作者: 村上龍 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2009/07/15 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 26回 この商品を含むブログ (42件) を見る 『限りなく透明に近いブルー』は読んだはずだがほとんど記憶にな…

赤頭巾ちゃん気をつけて

赤頭巾ちゃん気をつけて (新潮文庫) 作者: 庄司薫 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2012/02/27 メディア: 文庫 クリック: 23回 この商品を含むブログ (40件) を見る 掲載当時としてはこの文体、斬新だったろうなと思う。今でも、ほぼ立派に通用するとも思う…

デスノート

「DEATH NOTE」全12巻+「HOW TO READ 13」セット (DEATH NOTE) (ジャンプコミックス) メディア: ペーパーバック 購入: 1人 クリック: 2回 この商品を含むブログを見る 誰がどこまで知っていて、ノートのルールではどうなっていて、Lとかライトとかニアはどう…