サニー

5巻と6巻をレンタルした。

おばさんがめぐむに言う。「おばちゃんたちの前でめぐむちゃんがうまく笑えないのは、(死んだ)お父さんとお母さんに悪いと思ってるからだよね。めぐむちゃんが優しいって、おばちゃんわかってる」

泣きそうになる。

のだけど、どっか似た話を思い出す。「ハロー ハリネズミ」で、死んだ娘に似た子を養子にした男(伊藤淳史)がいて、思案顔の瑛太に所長(山口智子)がこう言う。「これからはるかちゃんは自分が代用品なだけじゃないかと悩む。お父さんも、はるかちゃんに娘を思い出して罪悪感に苦しむ。でも、いいじゃない。」(以下、略)

どっちが作品的に素晴らしいかといえば、迷いなく、前者と言いたい。

ドラマの第一話くらい、も少しちゃんと作ってほしいものである。第二話以降見る気がしなくなるから。

折々のことば

困っている人と動物がいたら、学校や仕事に遅れてもいいから助けなさい

     ベッキーさんのお父さん

いい言葉です。「動物」もいいです。

でも、なぜにベッキーがらみの話題?

たしかに小出恵介とか他にもいろいろ悪いことやってるヤツが多い中、ベッキーはもういいやろ、そろそろ復帰さしたらどうやねん、という空気はある。

しかし、それでも、天下の朝日が、なぜにベッキー擁護というか援護射撃的な扱いをするのだろう。たぶんに、いい言葉は、誰がそれを言ったかは問題にしないという選者(鷲田清一)の矜持なのだろうと思う。

それにしても、ベッキーかあ。ひょっとしたら鷲田さん、ベッキーのファンなのか?

 

チャンピオン

「アリバイ・アイク」の中の2番目の短編。

ただ単にケンカの強い男が、ボクシングでチャンピオンになったからといって、人格者になるわけもなく、他人や家族に優しくなるわけもなく、自分勝手な人生を送るだけの話なんだけど、だからといって因果応報とか最後は悔い改めるとか、そんなキレイな結末じゃないところがイイなと思う。

地味にすごい校閲ガール

ウォーターボーイズ」以来の石原さとみは、当時の優等生タイプから一気に、CMでも見られるように「かわいい女」になってしまったのだけど、優等生タイプから「可愛い女」までの間が不連続であって、何が彼女をそうさせた?というくらいにミステリアスである。

ちなみに、藤岩りおん役の江口のり子さんがイイ味出してる。

イレブン ミニッツ

映画プロデューサーを騙って人妻を籠絡しようとする男と騙されそうな女と、その夫は二人がいる部屋を探すためにホテルの廊下をウロチョロしている。ホットドッグ屋はシスターや犬を連れた女に商品を売り、バイク便の配達夫であるその息子は配達先で間男しそこなったり、ヤバそうな相手から逃げたりした後に親父と合流する。ホテルの外壁に吊るされたゴンドラの作業員は、休憩時間中に客の女とポルノビデオを鑑賞するが、時間切れで仕事に戻りガスバーナーに点火する。質屋に強盗に入った男は首吊り自殺体を見て逃げ出しバスに乗る。河原で絵を描いていた老人は、スタントマンが橋から飛び降りた瞬間に画用紙にシミが落ちたのを期に帰途に着く。クスリでラリった半裸の男を麻酔注射で眠らせて排除した病院スタッフは、陣痛の始まった男の妻と二人の子と心臓の止まりそうな父親を病院に搬送する。

一見バラバラだった登場人物たちは、一つの事故の被害者として全員死亡する。

大きな事故で多くの人が同時に亡くなると、我々は、「事故で亡くなった方々」というふうに一括りにするが、「事故で亡くなった方々」にもそれぞれに人生があった、というより、それぞれの人生を生きてきた人たちがたまたま同じ事故で亡くなっただけなのである。

CRISIS

振り返ってみれば、第1話が一番面白かった。だんだんぐずぐずになって、最後はしまりないまま終わるのは、同じ金城一紀原作であるSPとおんなじ末路である。

小さな巨人

最後にひとひねりしたかったのだろうけれど、あのラストはいただけない。最後はやっぱり気持ちよく終わってほしいじゃあ〰りませんか。

二重生活

 

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タイトルは原題の「浮城謎事」の方がカッコイイ。「浮城」の意味が分からないし(地名?)、全体の読み方も分からないけど(素直に読めば「ふじょうめいじ」だけど…)、「悲情城市」みたいでカッコイイのである。(同じ漢字四文字でも、「世露死苦」はカッコ悪い)

内容は、映画の煽り文句によれば、「メロドラマ・ミステリー」だそうである。そんな言葉は初めて聞いたけど、観てみたら、まあ合ってはいる。

特に芸術性や社会性が高いわけではない。どちらかと言えば、エンターテイメント作品と言えなくもないが、「エンターテインメント」という言葉の持つ「楽しい」とか「娯楽」といったイメージからはこの作品は遠いところにある。だからこその、「メロドラマ・ミステリー」なんだろう。

で肝心のストーリーだが、最初はいくつかの謎(それはある登場人物が別の登場人物に対して隠していることと、監督が観客に隠していることの両方)のために、ミステリアスな雰囲気に満ちている。

それも、種明かしされるにつれてだんだんとミステリー色が薄れ、最後はただのメロドラマで終わる。

ということで、この映画は、「メロドラマ・ミステリー」ではなく、「ミステリー・メロドラマ」なのである。

ローグ ワン

 

 

スター・ウォーズ史上最高傑作とかなんとか、TSUTAYAに煽り文句が並んでいましたが、観た感想としては、看板に偽り有りと言っていいでしょう。決して詰まらない訳じゃありませんが、「傑作」は言い過ぎです。どちらかと言えば、シリーズの中では地味な部類に入るかもしれません。

そもそも、観客は、デス・スターが爆破されることを知っているのですから、その前日譚に新鮮味なり意外性を感じるためには、相当なインパクト(登場人物のキャラだったりストーリーだったりこれまでなかったような画像だったり)がないと無理に決まってます。でも、本作にはそれはありませんでした。

なので、単品の映画としては特に悪くはありませんが、スター・ウォーズシリーズの中で特筆すべき作品にはなりえないと思います。

法に触れる事

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山口敬之氏本人が言うように、彼は「容疑者でも被疑者でもない」のだから、失礼があってはならないけれど、釈然としないところはある。

彼は「法に触れる事を一切していません」と言うが、我々が知りたいのは、彼が彼女(詩織さん)に何をしたのかであって、それが違法なのかそうでないのかはそのあとの話である。

それなのに彼は、「社会制度上の判断を尊重するため」と称して、「本件の内容に関する個別の質問にはお答えしていません」と言う。言ってる意味は分からないが、答えたくないなら答えなくていい「権利」があるので、その点について彼を責めることはできない。

ただ、彼はこうも言っている。「係争中の案件について片方の主張を一方的に取り上げ、容疑者でも被疑者でもない私を犯罪者扱いするような報道に対しては、しっかりとした措置をとる所存です」。

彼自身は「個別の質問にはお答えしていません」なのに、「片方の主張を一方的に取り上げ」るのは不公平だと怒っている。つまり彼は、「自分(山口)が黙っている以上、相手(詩織さん)が言うことを記事にしてはいけない」と言いたいのだろうか?

もちろんマスコミたるもの、一方の言い分だけで「事実」や「真実」を創作することは許されないが、今のところそこまで偏った報道はされていないと思う。

マスコミに対する不信というより、山口氏の虚勢あるいは不安が言わせたような気がする。