箱庭図書館

6作品の短編集。

「コンビニ日和!」と「青春絶縁体」がなかなか良いが、「ホワイト・ステップ」が格別に良い。ちょっと泣けたってのもあるけど、ストーリー展開が短編らしい鮮やかさだった。

カササギ殺人事件

 

カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)

カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)

 

 

 

 ひどい。ひどすぎる。

逆説的な褒め言葉ではなく、ほんとうにこの作品はひどい。

帯に「全制覇第1位 4冠」なんて書いてあるけど、これはもしかすると、「ワースト1位」のほうかと嫌味を言いたくなるほどである。

作中作品である「アラン・コンウェイ」名の「カササギ殺人事件」の表紙をめくると、<アティカス・ピュント>シリーズ既刊という設定の8つの作品名が並ぶ。見た瞬間、違和感にとらわれ、数秒後には、頭の字を縦読みすれば「アナグラム解ける」であることに気づく。もうこれだけで、底の浅い作品だと思う。

と書いてしまえば、「そんなところにすぐ気づくオレって、すごいっしょ」と偉ぶってるようだが、自慢したい気は少しはあっても、疑い深いミステリーの読者は結構気づいたと思う。

これからこの作品のひどいところをいくつか実例を挙げる予定だったけど、今から歯医者に行かなければならないので、ここで終わる。

どこがひどいか確かめるために本作を読むことはお勧めしない。