しんせかい

読みやすい文章で、内容もそれなりに面白かったが、逆に読みにくい文章、というか味付けの濃い文章が読みたくなって、その渇望にぴったりというわけではないが、太宰治の文庫本、それは何十年も前に買ったもので、黄ばんでしまって、当時の文庫がみなそうだったようにフォントが小さいのを、百均で買った拡大鏡を使いながら読み初めることになった。