法に触れる事

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山口敬之氏本人が言うように、彼は「容疑者でも被疑者でもない」のだから、失礼があってはならないけれど、釈然としないところはある。

彼は「法に触れる事を一切していません」と言うが、我々が知りたいのは、彼が彼女(詩織さん)に何をしたのかであって、それが違法なのかそうでないのかはそのあとの話である。

それなのに彼は、「社会制度上の判断を尊重するため」と称して、「本件の内容に関する個別の質問にはお答えしていません」と言う。言ってる意味は分からないが、答えたくないなら答えなくていい「権利」があるので、その点について彼を責めることはできない。

ただ、彼はこうも言っている。「係争中の案件について片方の主張を一方的に取り上げ、容疑者でも被疑者でもない私を犯罪者扱いするような報道に対しては、しっかりとした措置をとる所存です」。

彼自身は「個別の質問にはお答えしていません」なのに、「片方の主張を一方的に取り上げ」るのは不公平だと怒っている。つまり彼は、「自分(山口)が黙っている以上、相手(詩織さん)が言うことを記事にしてはいけない」と言いたいのだろうか?

もちろんマスコミたるもの、一方の言い分だけで「事実」や「真実」を創作することは許されないが、今のところそこまで偏った報道はされていないと思う。

マスコミに対する不信というより、山口氏の虚勢あるいは不安が言わせたような気がする。