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ふくわらい

 

ふくわらい (朝日文庫)

ふくわらい (朝日文庫)

 

 

「漁港の肉子ちゃん」級の傑作である。

なぜ面白いのか自分で考えるのが面倒で、巻末の上橋菜穂子(本作を第1回河合隼雄物語賞に選出した委員の一人でもある。)の解説を読んでみた。
ー「物語が命をもつ」ということが、どういうことなのかを、明確に見せてくれている作品。ー(文庫の帯にも書いてある。)
あるいは、
ー「規格外」の人々が、定と共に、私たちを、「世界」の外側に連れて行き、一度、全てを粉々に壊し、再構成していく過程を一緒に生きさせてくれる。ー
さすが、作家は上手いこと言うなあ、と感心。
分からないのは、守口の部屋で、父親を食べた話をしていた定が吐いたこと。それと、新宿の歩行者天国で武智次郎と歩くときに、定が裸になったこと。