むちゃくちゃな映画である。よくこんな企画が映画会社で通ったものだと思う。
原発からプルトニウムを盗んでくるくだりはコントみたいだし、ビルの屋上から落ちて電線でバウンドして命が助かる、というかほとんどケガもしないなんて、なんとかレンジャーみたいだし、ヘリコプターに刑事がつかまって拳銃を乱射するなんてのは西部警察みたいだ。
そういうところのむちゃくちゃさもさることながら、原爆をネタにすること自体、今ならネットが大炎上してしまうほど不謹慎である。
しかし、だからこそバカバカしくも痛快感のある面白い映画になってしまった気がする。