渇き。

 

渇き。

渇き。

 

 殺人とか暴力とかを次から次へと見せられるので、映画の半ばあたりではもううんざりするのだが、それほどエグさとかグロさとかやるせなさとかがなく、つまり、気持ちや気分が悪くなるほどのことはない。

小松奈菜はこの映画で賞を獲ったらしいが、演技が上手かったというより、上手く撮ってもらっただけのような気がする。あるいはもしかすると、若い女の子が役所広司はまだしも、國村隼を相手にキスしたシーンが、「体当たりの演技」などと評価されてのことか。彼女が賞に見合うかどうかは次の作品で判断したいと思う。ま、かわいんだけど。