朗読者

 

朗読者 (新潮文庫)

朗読者 (新潮文庫)

 

 8月に読んで、感想を書き忘れていた。

前半の、年上の女性に魅かれる少年の話が、後半ではまったく別の話になってしまうけれど、情緒的な前半より論理的な後半の方が好きと言えば好きかも。ただ、面白いかどうかと訊かれれば、答えるのに困る。小説の中にいくつもの真実や真理があるのだが、なんか学術的な文書を読んでるような気分になってしまって、楽しみが少ない。