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ティンブクトゥ

ティンブクトゥ (新潮文庫)

ティンブクトゥ (新潮文庫)


現代版『我輩は猫である』、あるいはアメリカ版『我輩は猫である』、もしくは犬版『我輩は猫である』。つまりは、現代アメリカで犬の視点から見た人間の営みが描かれている。そして、その犬ミスター・ボーンズは犬らしくなく、少し年をとった人間に近い。
話(ストーリー)は面白くない。だけど、詰まらなくもない(「詰まらない」の反対だから「詰まる」でもいいけど、そういう言い方はなさそうだ)。
面白くないのでなかなか読むペースが上がらなかったけれど、詰まらなくはないので最後まで読み通した。
これまで読んだポール・オースターの作品の中では最低だった(というより、読んだ3冊の中で3番目だったというべきか)。読み終えて、「だから何?」と作者に問いかけたくなった。
だけど、ポール・オースターを見限るにはまだ早い。