ドライヴ

第64回カンヌ国債映画祭で監督賞を受賞した『ドライヴ』。
面白いけれど、主演のライアン・ゴズリングはよくない。笑顔が卑しい。寡黙なキャラは喋らすとボロが出るせいか。
アイリーン役のキャリー・マリガンはまあまあ。子どもっぽい顔で、もう少ししたらオバサン顔になりそうだという微妙な年齢が、ある種リアル。
強烈なのがニーノ役のロン・パールマン。人並みはずれな顔がすごい。
そして、ブランチ役のクリスティナ・ヘンドリックス。くずれそうな体型をギリギリ維持したエロ顔がたまらん。
というわけで、作品賞をあげるには深みがないし(というか、芸術っぽい思わせぶりがちょっとでもあればいいのだが)、主演の役者がイマイチ、けど、作品的には面白いってときは、監督賞あげるしかないってことで決まったのじゃないかと、勝手に思う。