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ハードロマンチッカー

なんか仕事する気分じゃなかったので、早退して『ハードロマンチッカー』を観に行った。
年をとると暴力というものに弱くなるようで、特に女性に対する暴力(暴行)シーンはとても不快に思う。若いときには不快に思いつつも勃起してしまって、それがまた自分を嫌な気分にさせたりしたものだが、もう勃起の気配すら起こらない。これでR15+というんだから、来年公開予定の『恋の罪』なんてR18+だから、もっとスゴイ(ヒドイ)のかと思うと観るのを躊躇ってしまう。
バイオレンス&セックスはいつの時代も、そして誰に対してもコーフンを与える。それを100%快感と思う人はほとんどいないと思うが(仮にそういう人間がいたら怖いし、死んでほしい)、70%快感30%不快とか80%快感20%不快とかいう人は多いだろう。「怖いもの見たさ」を含めて、そういう映画の需要はなくならない。
そして、バイオレンス&セックスこそが人生の真実、人間の本質だと思う作り手もあとを絶たない。「平凡な日常に埋没したキミたちに本当のことを教えてあげよう」ということだ。人が隠していること、見られたくないことこそが真実だというのだ。でも、「それも真実」と言ってあげてもいいが、「それが真実」とは言ってやらない。もし、「それが真実」と言いたいのなら、観客が感情移入するようなカッコイイ男(松田翔太)を主人公に据えたりしてはいけない。