フラガール

ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」に続く、矢口史靖監督第3弾。と言いたくなるような映画だが、もちろん矢口作品ではなく、監督は李相日。
行ったことないけどもしもハワイに行ったとすれば、一晩くらいはフラダンスショーを見ながら晩飯を食ってみたいと思うが、実のところフラダンスってものに興味は全くない。なので、映画のラストのフラダンスショーはほんとうなら盛り上がらないといけないところ(「ウォーターボーイズ」での文化祭のシンクロナイズドスウィミングとか、「スウィングガールズ」でのジャズコンテストみたいに)なのに、フラダンスが好きじゃないものだから、それまで涙流しそうに気持ちが盛り上がってて、さあ最後に爆発って場面で、僕の気持ちは萎えてしまった。ただ、蒼井優のダンスソロ(と言ったらいいのだろうか)は結構よかった。かわいい子はなにやっても絵になると言ってしまえばそれまでだれど、「花とアリス」だったか、蒼井が紙コップをトゥシューズの代わりに穿いて踊るクラシックバレーの場面はえらく良かった。