セヴンティーン

性的人間 (新潮文庫)

性的人間 (新潮文庫)


ゆうに20年以上前に買った文庫はこの写真とは違うデザインだけど、中身はもちろん同じはず。『セヴンティーン』が読みたくて本棚から引っ張り出したのは数ヶ月前、読んだのも数ヶ月前。ただ、この文庫の最後の作品『共同生活』を今日読み終えた。『共同生活』はカフカ安部公房に似ていた。
この文庫に収録された作品もそうだし、これを読む前に読んだ「日常生活の冒険」もそうだけど、大江健三郎の作品ってこんなにHな描写があったっけと驚く。というのも、若い頃大江健三郎にハマった僕だけど、性描写があった記憶が全くない。そうじゃないところに惹かれていたのだろうか、若い僕。若けりゃそんなことあるわけないと思うけど。